朝は苦手です。

2005年3月15日 読書
ISBN:4041315271 文庫 寺山 修司 角川書店 2005/02 ¥660

此処最近、いい本に当たらなくて、全然つまらない日々を送っていましたが、やっと当たりです。
少女趣味は単に可愛らしいとか、幼稚だとか思ってるなら、考えを改めた方がいいです。
不思議の国のアリスでも同様なことがいえますが、少女と言う生き物は不思議で、いつも屈託のない笑みをしていたと思ったら、突然泣き出したり、癇癪を起こしたり、まったく理解に値しない。
夢見がちで、大人になってしまったらもう二度と戻ることは出来ない世界、それが少女の作る世界。
そんな世界をどうやったら現せるか、詩、文学でしか容易でない。
未だ見ぬ何かに憧れて、想像の世界を作り出す、その作業は作家と類似する。

もしも星が欲しいのなら
明日 北海の果てのペンギンの元へ取りに行きなさい

唯のこんな文でも、少女観があったりする。
少女の世界はあくまでも夢幻。
偶には、ありえない夢幻を見るのも良いのではないでしょうか?



と言う訳で、とても素な状態でお送りしました。

 

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