いつの時代も悲しみは輪廻する。
2006年2月10日 読書
ISBN:408781307X 単行本 唐仁原 教久 集英社 2004/06 ¥1,575
ドストエフスキーのカラマーゾフ兄弟の一説にある子どもの涙について繰り返し強調される通り、子供の涙は深刻なもの。
何かの聖域が壊れた時に子どもは涙を流すのかもしれない。
チェルノブイリの放射能の話を知らない人は少ないと思う。
だけど、これはもう歴史の産物として埋もれ去っている記憶。
この問題はまだ終わってなんかない。
20世紀から引き継いだ問題は、まだまだ沢山ある。
戦争の歴史は、終わってしまったら過去のものなのでしょうか?
意図的に忘れようとしている、戦火の瘡蓋をはがした気がします。
白血病の少年が食べたいと言ったパイナップルを、一生懸命探した日本人看護婦。
物がなくて、貧困に困っていた頃、道端に何かないかと必死になって探した一昔前の日本。
過剰な包装、ホルモン剤を使って育てられた家畜、不必要なツール・・・・・
いつから違ってしまったのでしょう。
私はいつも立ち止まって物を見ています。
だからこそ、ひしひしと感じてしまいます。
時には転がって見てみます。
でも社会は、変わってしまったと思います。
こんな社会に馴染む事はできない。
大切なものって何か、答えは持ち越しにしたいと思う。
ドストエフスキーのカラマーゾフ兄弟の一説にある子どもの涙について繰り返し強調される通り、子供の涙は深刻なもの。
何かの聖域が壊れた時に子どもは涙を流すのかもしれない。
チェルノブイリの放射能の話を知らない人は少ないと思う。
だけど、これはもう歴史の産物として埋もれ去っている記憶。
この問題はまだ終わってなんかない。
20世紀から引き継いだ問題は、まだまだ沢山ある。
戦争の歴史は、終わってしまったら過去のものなのでしょうか?
意図的に忘れようとしている、戦火の瘡蓋をはがした気がします。
白血病の少年が食べたいと言ったパイナップルを、一生懸命探した日本人看護婦。
物がなくて、貧困に困っていた頃、道端に何かないかと必死になって探した一昔前の日本。
過剰な包装、ホルモン剤を使って育てられた家畜、不必要なツール・・・・・
いつから違ってしまったのでしょう。
私はいつも立ち止まって物を見ています。
だからこそ、ひしひしと感じてしまいます。
時には転がって見てみます。
でも社会は、変わってしまったと思います。
こんな社会に馴染む事はできない。
大切なものって何か、答えは持ち越しにしたいと思う。
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